事の経緯
2歳になったばかりの長女が、突然耳が痛いと言い出しました。
耳鼻科で診察してもらうと中耳炎とのこと。
処方された薬は粉薬。そして初めての粉薬に挑戦することに…。
子供は薬を嫌がるものですが、長女はシロップ状の薬は喜んで飲みます。
長女だけでなく長男(もうすぐ4歳)も薬が大好きで、元気な時でも
「今日薬飲む?」
と聞いてくるほど。
診察後、処方された薬は粉薬でしたが、
「粉薬はいままで飲んだことあったっけ?」
「でもまあ、粉薬も問題なく飲むだろうなー」
と軽く考えてましたが、大きな間違いでした。
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中耳炎の診察
2歳になったばかりの長女が耳が痛いアピールをしてものすごく機嫌が悪い。
朝ごはんもほとんど食べずに、パパに抱っこをおねだり。
いつもと様子が違うので耳鼻科で見てもらうことにしました。
診察の結果は中耳炎とのこと。咳・鼻水の薬と抗生剤の粉薬を処方してもらいました。
長女は診察中は大泣きしてましたが、診察のご褒美にシールをもらえて大喜びです。
だいぶ元気を取り戻したようにも見えたので大した症状でもないのだろうと安心しました。
初めての粉薬
長女は粉薬は初めてでしたが、長男の方は何度も飲んでます。
長男は3歳くらいから粉薬をそのまま飲めるようなりましたが、それまでは粉薬をアクアライトに溶かしたものを飲んでいました。
飲むときは「アクアライト!アクアライト!」と喜んで飲んでました。
きっと薬ではなくジュースだと思っていたのでしょう。
アクアライトはこども向けのいわゆるポカリスエットみたいなイオン飲料で、我が家では発熱の時はいつもこれを飲ませることにしてます。
粉薬を飲ませるの失敗
長女も最初はアクアライトに溶かして飲ませようと、薬とアクアライトを準備。
私が薬を準備している様子を長女が見ていて、何やら嬉しそうに指で口元をさしています。
長男が粉薬を飲むのを見ていて同じようにそのまま飲みたいのかな?
あまりに嬉しそうなので、その勢いが大切!とか思いながら、
直接粉薬を口に放り込んでみました。
ところが、これが大失敗。
あまりの不味さにビックリしたみたいで粉薬をペペっと吐き出し
泣きながらママの方へ走って逃げて行ってしまいました。
あんなに嬉しそうにしてたのに・・・
残りをアクアライトに溶かして飲ませようと、さんざんあやしてなだめてみたが、よほどショックだったのが頑として飲まなくなりました。
もともと体調悪いとシロップも飲まないことあったな~とか今更思い出しても遅く、薬に興味を持っているうちにうまくごまかして飲ませればよかったと後悔。
仕方なく無理やり飲ませる
結局その日は最初にのんだ半分のみで諦めました。
ですが、抗生剤なので指示通り飲ませないと大変なことになる場合もあるらしく
翌日は強引に抱っこして粉薬を直接口に放り込んで飲ませることにしました。
やはり相当嫌なのか、逃げ出そうとして、子供ながらにすごい力で暴れ、涙を流して大泣きします。
涙を流す姿を見て、将来トラウマになるんじゃないだろうかととても不安。
「普段優しいパパがなんで!嫌!」と言っているみたいで私もとても辛い。
もしかしてこれって虐待なんじゃないだろうか??いや薬を飲ませないのも虐待なんじゃなかろうかととても悩ましかったです。
粉薬を飲ませるのに成功!娘が成長した瞬間
3日目の朝。朝も薬を飲ませないといけないのですが、今回はママに任せました。
昨日は無理矢理飲ませて大泣きされたので薬飲ませるの嫌だな、と疲れた気持ちもあったので。
ママも自分なりの方法でお茶に溶かして飲ませようとしてましたが、薬だと気づくとイヤイヤして飲みません。
試しにストローをさしてジュースっぽくして飲ませようしましたがどうしても飲みません。
「粉薬のまま無理矢理飲ませれば早くできたのに」
と軽く心の中ではイラつきながら、すこし時間を空けて長女を落ち着かせることにしました。
保育園の時間などもあったのですが、多少の遅れはもう仕方がありません。
しばらく落ち着かせて「薬飲んだら耳が痛いのが良くなるよ」と説得しながら、今度は私がスプーンですくって飲ませようとしましたが、やっぱり飲みません。
嫌がって泣くのでまたまた気が滅入りましたが、保育園の時間もあるので無理矢理飲ませることにしました。
「薬は大切だから、病気がよくなるから頑張ってのむんやで」と暴れる長女を押さえつけながら飲ませます。
もちろん涙を流して嫌がるし、コップやスプーンをたたき落そうとします。
でも飲まなければ良くならないと心を鬼にして、えんえん泣いている口に無理やりスプーンで薬を流し込みます。
一口飲ませる度に
「えらいね、よくできたね」と誉めます。
「薬飲んだら耳が痛いのが良くなるからね」と必死に声掛け。
今日は長男も長女を応援してくれました。「えらいえらい」と一緒に誉めてくれます。
何口か飲んだところであきらめたのか頑張ることにしたのか。
あんなに嫌がっていた薬をおとなしく飲んでくれるようになりました。
あまりの変化に驚き、娘が成長した瞬間だと思いとてもうれしくなりました。
薬を全部飲んだあとは、家族全員で拍手。長女もつられて拍手してました。
そのあとよく頑張ったね、とぎゅーっと抱っこしました。
長女は迷惑そうにしてたけど愛情は伝わっていると思いたいです。
長男もよく妹を励ましてくれました。いつの間にそんなに優しい兄になったのでしょうか。
今回学んだ粉薬の飲ませ方
おとなしく飲むような変化を見せてから、薬を嫌がって飲まないということは無くなりました。
「薬飲むよ~」と言ったら、冗談で逃げまわったりします(笑顔で逃げるので演技だとわかります)
また、飲み終わったあと、とても誇らしげに立ち上がり、にっこりして拍手を求めるようになりました。
ものすごい変化でした。
今回長女がうまく薬を飲めるようになった要因はいくつかあると思います。
- 無理矢理にでも飲ませて、薬を飲むのは大切なことだと何度も伝える
- 「飲んだら病気が良くなる」「よく飲めたね、偉いね」「あと2~3口だね」など声掛け
- 全部飲めたら誉める(できたら家族みんなで拍手)
- 服薬用のゼリーなどのアイテムを活用
とくに声掛けと飲み終わったあとの拍手が効果絶大だったかと思います。
またネットで改めて調べると、お医者さんに処方薬を飲みやすいものに変更してもらったり薬剤師さんに相談するのも良い方法だとか。
粉薬を飲ませるアイテム紹介:服薬ゼリーやアクアライトの活用法
さらに上手に薬を飲めるようになったのは、服薬ゼリーを使うようになってから。
薬をゼリーに溶かして飲ませる商品です。我が家で使ったのはいちご味のゼリー。
飲ませた時はあいからず微妙な顔をしますが、薬を嫌がることは無くなったかと思います。
購入してから知ったのですが抗生剤によっては苦みが出てしまうとのことで、抗生剤の場合はチョコレート味がお勧めだとか。
あとは我が家では発熱時の水分補給もかねてアクアライトもよく活用します。急な発熱に備えて常に1本以上ストックしてます。
皆さんはお子さんに薬を飲ませるとき、どんな工夫をしていますか?今回紹介したアイテムが少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。