男性の育休。赤ちゃんの成長順に気を付けること、やること。

育児

赤ちゃんが6か月くらいになったくらいで里帰り先から帰ってきたので、8か月間、育児休暇を取得しました。育児休暇中はどんな一日が待っているのかこれから育休取りたい人や育休中の人の情報源になれば幸いです

育児や家事は辛いときもあります、私はどうやって乗り切ったのでしょうか。また年の差婚の場合、いったいどんなことが期待されているのでしょうか。

役割分担

役割分担

我が家では役割分担は細かくは決めなかったです。家事についてはできる人ができる事をやる、その都度会話しながらやる、というくらいのルールでした。決まっているといえば検診や予防接種などの病院担当はママがやるというくらい。

育児がどんなものかわからなかったので決められなかったという理由もありますが、ご飯の支度は嫁、後片付けは旦那、というような役割を決めてしまうとやらなければ!とプレッシャーになったり、できなかった場合に相手がイライラしたりなどデメリットもあると考えました。

結果としてはうまく行ったと思います。

育児については授乳など妻にしかできないことがありますので、私は家事を進んでやるようにしました。

私が家事の大部分をやったことで満足度の高い育休になりました。後々妻に聞いたところ、結婚してすぐ子供が生まれて不安だったが頼りになって助かったとのことです。

妻にしかできないこと

役割分担でも妻にしかできないことがありました。それが、授乳

旦那にしかできないことといえば・・・特にないですからね。

授乳はただ座っているだけのように見えますが、実は大変なのだそう。30分前後誰かの都合でじっとしておかなければならないってだけで私は辛いなって思います。

妻は授乳中よくうたた寝してました。うとうとして姿勢が変わると赤ちゃんがおっぱい飲めなくなって泣き出して目覚める、というのを2~3回繰り返してようやく授乳が終わるという感じでした。赤ちゃんは首が座った後でも自分でうまく頭を動かして姿勢を調整しながら飲むってできないんですよね。それで同じ姿勢を保たなければいけないのです。なかなかにつらい役割ですね。

また喉が渇くそうです。授乳中に水分補給させたり授乳後に飲み物を持っていくと好感度アップかもしれません。生ビールや焼酎は授乳中なので避け、お茶(カフェイン少な目の)やお水にしましょう。

それを眺めて楽しんだり幸せを感じたりも良いですが、妻に任せてその間に家事を片付けてしまいましょう!

育児休暇と赤ちゃんの成長

赤ちゃん中心の日々になります。生まれてすぐの赤ちゃんには朝も夜もありません。朝起きて夜寝てといった生活のペースが出来上がっているのが4か月目くらいから。赤ちゃんの成長に合わせていくつかターニングポイントがあります。そこに合わせて見てみましょう。

生まれてすぐ

この頃の育児と家事

生まれてすぐの赤ちゃんはおっぱいを飲んでるか寝てるかです。ママはだいたい2~3時間置きに授乳します。夜なのでママは朝まで寝ます。おっぱいはまた明日!とかできません。この時期はとにかく大変です。

特にママは産後すぐの辛い時期に2~3時間置きに授乳したりげっぷさせたり、おむつを替えたり。ろくに睡眠をとる間もありません。実家のお世話になれるのであればなるのも良いでしょう。

パパも一緒になって起きていると一緒に疲労困憊になってしまいます。よく話し合って家事をやるから少し寝るとか、体力回復をする時間も作りましょう。またおむつ交換とかママでなくてもできるお世話であればパパがお世話をして、ママは寝かしておいてあげましょう。

そのような生活がしばらく続き、2~3か月目になってくると起きている時間も出てきます。すると今度は抱っこしろ~と泣くようになります。こうなるとますます目が離せませんね。

過ごし方・気を付けること

大変な時期ですが、気にしなくても乗り越えれます。みんな乗り越えてきていますから。

気を付けるのはママのメンタルですね。「産後うつ」なんていうこともあります。特に第1子の場合、育児経験ゼロですから、わからないことも多く、授乳したけどこれでよいのか?泣いているけれど授乳したばっかりだし、オムツもきれい、なんで泣いているの?など判断に困ることも多いです。そこに肉体的な疲れもあります。

参考:
厚生労働省 赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~

疲れると赤ちゃんはさておき自分本位な考え方をしてしまいますよね。またそうやって赤ちゃんのことを大切に思えない自分が嫌になったりということもあります。

この時期はとにかく食事、洗濯、掃除などの家事はパパが全部やりましょう。ママは休ませてあげましょう。パパも疲れますがママも疲れてる、自分の子供のためにもうちょっとだけ頑張るぞ、とお互い励ましあって乗り切りましょう。パパも疲れて鬱にならないように!休む時も必要です。私は疲れてどうしようもないとき、子供が泣いててもママに任せて寝てました!

朝起きるようになる、寝返りが打てるようになる

この頃の育児と家事

徐々に朝起きて夜は寝るの形が出来上がってきますが、まだまだ生活のペースはできません。

起きてたら抱っこするかそばで見ておかないと、寝返りを打ってうつ伏せになる時もあります。寝返りと言ってもうつ伏せから仰向けへの寝返りはできないので、うつ伏せになった後タイミングを見計らって仰向けに直してあげましょう。

またうつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めるといわれています。知らぬ間にうつ伏せになって寝ていたというような事はなるべく避けましょう、また枕やクッションなどに埋もれて窒息したとかもあり得る話なので赤ちゃんの身の回りにはそういったものはおかないように気を付けましょう。

参考:
厚生労働省~乳幼児突然死症候群(SIDS)について

授乳は生まれてすぐのころのような頻繁なペースでは泣かなくなり、少し余裕も出てきますが、まだまだ目が離せない時期ですね。

過ごし方・気を付けること

ちょっと余裕は出てきますね。今のうちに体力回復しておいてください。

離乳食開始

この頃の育児と家事

5か月目くらいからいよいよ離乳食開始です。

家事がめちゃくちゃ増えます。離乳食が始まっても授乳は必要なので単にやることが増えるだけですね。いままでも大変だったのにさらに大変になります。

赤ちゃんもご飯が食べれるようになって、パパとママの2人分に1人前追加になるのか~とかそんな話ではありません。どちらかというと食事を2回作り、後片付けを2回やるという話に近いです。

最初のころはペースト状のものしか食べれません。食材をブレンダーやらすり鉢やらですり下ろさないといけないのです。白米も最初は10倍粥という薄いお粥だけです。大人の白米とは別に炊かないといけません。離乳食が進んでいって後期食とかになったとしても食材を細かく刻み、歯茎でつぶせる柔らかさに火を通して・・・とこれが少なくとも1年半は続きます。

1歳くらいまでは衛生面にも気をつける必要があります。食事で使ったスプーンや食器、哺乳瓶などは洗った後、消毒が必要です。アレルギーにも気を付けなければいけません。初めて食べる食材は病院の空いている平日の午前中に少しだけ食べさせて様子を見るというようなお世話も増えます。

食事の準備~後片付けの作業が軽く2倍になります。離乳食が進むにつれて1日1回が2回、3回となってきますから、食事関連の作業が6倍になるわけです。

また、赤ちゃんが自分でスプーンを使ってもぐもぐ食べれるわけではないので、どちらかが食べさせないといけません。一緒に食事は取れません、また赤ちゃんをどちらかが必ず見ておかないといけないので、やっぱり一緒に食事は取れません。結局食事の度に赤ちゃんの離乳食、パパの分、ママの分、と3回食事の準備をすることになります。

過ごし方・気を付けること

アレルギーの確認のため赤ちゃんが何を食べたことがあるのかということをお互いが把握しておく必要があります。何月何日に何を食べた、どんな食材をつかったというようなメモを残しておきましょう。スマホアプリを活用するのも良いですね!

離乳食が始まると家事は一気に大変になりますので、できるのであればパパが全部やりましょう。少なくとも後片付けはやるとか、朝だけはパパが作るとか分担してやると良いでしょう。

離乳食はこの後、2回食、3回食といって1日に食べる回数が増えていきます。この時期からやっておかないと、あっという間に家事がオーバーフローすることでしょう。また、後からやると、なんでそんなことも知らないの!とかママが怒り狂う様子が容易に想像できます。

料理やったことがないのでできない、っていう人もいますよね。そうです!誰だってやったことがないことはできないです。とにかくやり始めましょう!できるようになるのはやろうとした人だけです!

離乳食は各種赤ちゃん用品ブランドから製品が出てます。1食数百円で購入できますので利用していけばよいかと。レトルトなんてダメだ!愛情がない!という意見もありますが、大人のレトルト製品と違い赤ちゃん用に作っているので塩分過多とか味付けが濃いとかは無いです。かなり楽になるので取り入れることをお勧めします。

ネットで買って宅配してもらうとさらに楽ですね。離乳食を扱っているネット通販サイトはいろいろありますが、アカチャンホンポのサイトでは月齢別で離乳食を検索できてとても便利です。また離乳食を10点買えば割引というようなセールも頻繁にやってます。

ハイハイ開始、つかまり立ち開始、座れるようになる

この頃の育児と家事

さて、月齢がすすみ赤ちゃんの運動機能が発達してきました。一人で座れるようになったり、つかまり立ちしたり、ハイハイで家じゅう動き回ったり。

もちろん我々大人が後をついて回り安全を確保しなければいけません。

座れるからと言って油断していると・・・そのまま後ろにひっくり返って頭を打ちます。とっさに受け身をとれないんですね。

つかまり立ちしていると・・・当然ひっくり返って頭を打ちます。我が家でもちょっと油断した隙に3回くらい頭を打ちました。

ハイハイしていると・・・いろんなものを口に入れようとします。ハイハイしてゴミ箱につかまり立ちをして、ゴミ箱の中のものを口にしようとする、なんてことはよくある話です。我が家ではゴミ箱はすべて子供の手の届かないところに置くようにしました。

参考:
子どもの事故防止ハンドブックについて
0歳から6歳(小学校に入学前の未就学児)の子どもに、予期せず起こりやすい事故とその予防法、もしもの時の対処法のポイントをまとめたものです。

また、1人で勝手に動き回って楽しんでるな~と思って、本当に1人にすると泣き出します。常にそばにいないと赤ちゃんは不安になって泣き出します。赤ちゃんがお昼寝してるから別室でまとまった作業を何かやろうと、作業していると昼寝から目覚めた赤ちゃんが泣きだす、なんてこともよくあります。

さてさて、ますます大変になってきましたね。離乳食の準備に加えて、重くなってきた赤ちゃんを抱っこしたり、ハイハイの後をついて行ったりと、大変なことになってきました。

過ごし方・気を付けること

私はこのころから筋肉痛のような腕の痛みと腰痛から来るらしい足のしびれが取れなくなり、育休がおわるまでずっと続きました。高齢での育休は気を付けなければなりません。メンテナンスのため整体に週1ペースで通っていましたね。

赤ちゃんはパパは腕痛いんだね!僕は抱っこ我慢するよ~とは言ってくれません。まったく無遠慮にこちらの事情はお構いなく抱っこやご飯をねだってきます。負担にならない程度に応えてあげましょう。

そろそろ病気にも気を付けなければいけません。熱が出たり様子がおかしい場合は病院や場合によっては救急車を呼ぶこともあります。赤ちゃんの病気については学んでおきましょう。

参考:
こども医療電話相談(#8000)
子供の救急

病院にかかる際に必要になるものはお互い場所を把握しておきましょう。
保険証や病院の診察券、母子手帳、地域によっては医療費の助成がありますので、そういった制度に必要な医療証などがあります。

病院では症状はいつから出たか、元気があるか、食欲はあるか、など聞かれます。赤ちゃんは体の不調を伝えられないので、普段から注意深く見ておきましょう。
また月齢や予防接種の接種歴について聞かれたり、出生時の体重などの出生時の様子も聞かれることがあります、薬を処方してもらうにあたり体重を聞かれることもありますので、パパはさっと答えられるようにしましょう!母子手帳に何がどこに書いてあるか把握しているだけでも良いでしょう。

この頃はストレスが最大のころ。なぜ自分ばかりしんどいのだろうか、ママは楽しているのではないだろうか、不公平ではないだろうか、とか思ってしまいます。

実際そうかもしれませんね、ママがちょっと楽してるかも。でもそれで良いではないですか。公平である必要なんてないですから。パパの子供なのですから、辛くても面倒を見なくてはいけません。子供は泣くもの、我慢できないもの、欲求の塊です。パパが憎くて泣いているのではありません。

気分転換にたまには1人になるのも良いですよ。ママと協力して時間を作ってもらって美容室いったり飲みにいったりしてストレス発散しましょう。

子供が歩けるようになる

この頃の育児と家事

個人差が大きいところですが、そのうち赤ちゃんは歩き出します。

歩き出す頃には離乳食も3回食になっていることでしょう。食事の作業が6倍になっていることでしょう。

歩き出すと行動範囲も広がり、目や手の届く範囲も広くなり、いままでは思いもよらぬ危険に気づいたりします。我が家では台所のシンク下の収納に立ててあった包丁を子供が振り回していたことがありました。扉を閉めてあるところに片づけてたのに!とびっくりしました。幸い怪我はありませんでした。

赤ちゃんは手にとったものをとりあえず振り回して遊ぶのです。また開けられる扉はどこでも開けようとします。そこに見たことのない形状のものがあれば、やっぱり振り回して遊んでしまいます。赤ちゃんは包丁の危険性なんてわかりませんので大人が気を付けなくてはなりません。やっぱりまだまだ目が離せないのです。

お散歩も進化します。今までは抱っこ紐から、ベビーカーから外を眺めるだけだったのが、自分の足であるいて、いろんなものを拾って喜んだりします。喜んで遊んでいる子供にパパママの声はなかなか届きません。お散歩もものすご~く時間がかかるようになります。

過ごし方・気を付けること

この頃は育児にも慣れてきて楽しく過ごせます。苦労した分、子供に対する愛情も深くなります。

自分の興味に基づいて動きだしてパパママの声が届かないことも目立ってきます。子供の周りの様子を伺いつつ、車がやってくる人が走ってくるなど、本当に危険な時はパパがさっと止めましょう。

また危険を防止するグッズもいろいろ。扉を簡単にあけれないようにするロックとか、子供の急な動きだしを予防するハーネスだとか。いろいろ試してみましょう。危険を回避できるのであれば安いものです。道具をつかって危険を防げれば、その分注意力を他に向けれますしね。

まとめと感想

最近はパパも家事・育児をやるのがあたりまえというような風潮ですよね。

年の差婚で男性が年上の場合、程度にもよりますがまだまだ前時代的な、男は仕事、女は家事育児というような役割分担の世代かもしれません。

ですが、結婚したのだから嫁の若い世代の価値観を受け入れて家事育児にも取り組んでいきましょう。なんでも自分のこと、自分の子供のことだと、積極的に颯爽とこなしていけば、妻もきっと喜び、これからの家庭にとって良い影響があると思います!

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